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グレープフルーツ・ラベンダー精油の匂い刺激による自律神経活動の測定



グレープフルーツとラベンダーの匂い刺激がどのような効果を持つのか以下の方法で効果を確認しています。



グレープフルーツ精油およびラベンダー精油を水で希釈懸濁し、その液に浸したろ紙またはガーゼをウレタン麻酔ラットの鼻孔に近づけて10分間刺激をし、その後各臓器・組織を支配する自律神経の電気信号を取り出して神経活動を測定しております。その結果、次のような活動変化が認められました。

グレープフルーツの匂い刺激は、白色脂肪・褐色脂肪・副腎を支配する交感神経を上昇させ、胃を支配する副交感神経を減弱させる。 反対に、ラベンダーの匂い刺激は交感神経を減弱させ、副交感神経を上昇させる。

このことは、グレープフルーツ匂い刺激は、脂肪分解を促進し、熱産生をあげ、消化吸収を弱めることが(ダイエット作用)示唆される。ラベンダー匂い刺激はその反対の生理変化が起こることが(リラックス作用)示唆される。